ASAKOのテクノロジー&クリエイティブユニットが目指す「hon’s」とは? ユニットが事例を通じて発見した2つのことから考察した、現代のコミュニケーションにおいて大切なことをご説明します  

ASAKOテクノロジー&クリエイティブユニットとは

ASAKOには、「テクノロジー&クリエイティブユニット」なるものが存在します。 
これは、そのままなのですが、「テクノロジーを活用したクリエイティブやコミュニケーション企画を考える専門部隊」です。 
 
このユニットは、下記を目的としています。 

このユニットを設立したのは「テクノロジー&クリエイティブに関する明確な受け皿を、ASAKOにつくる」という想いがあったためです。 
 
ASAKOにも、テクノロジーを活用したアウトプットの依頼や実績はあるのですが、境界が不明瞭なため、クリエイティブ部で対応していたり、セールスプロモーション部で対応していたりと、業務の依頼先が分散していました。 
 
それに、テクノロジーの技術進歩が早いため、どう作っていけば良いのか悩むという現場の声もありました。 

このような状況を払拭するために、このユニットは立ち上がったのです。

「テクノロジー&クリエイティブ」は、もはや当たり前すぎる問題

そうなんです。カンヌなど海外広告賞の受賞事例でも、テクノロジーを活用したアウトプットがよく話題になります。というか、もはや当たり前のことではないでしょうか。

このようなユニットを立ち上げるのは、遅すぎると言っても過言ではありません。

そこで、ユニットメンバーは、「テクノロジー×クリエイティブ×α(アルファ)」のように、他社との差別化ができる「α」、社会ニーズに沿った「α」といった「×α」を発掘し、それを軸にしながら、活動していくことが大切ではないかと考えました。

そして、自分たちが面白いと思った事例や、話題になっている事例を集め、分析し、その共通点を発掘するワークショップを実施しました。

このワークショップで、私たちユニットは2つのことを発見します。 

発見1:テクノロジーは、人をすごい状態にする

ユニットが発見したことの1つ。
それは、「テクノロジーは、人をすごい状態にする」ということです。
こう書くとちょっと間抜けな感じがするのですが、
具体的には、下記のような2つの状態のことです。

コミュニケーション領域でよく使用されるセンシング技術。これらは、「人の内面や無意識にあるものを可視化」、つまり「すごく見える状態」にしてくれます。

例えば、「脳波を測定するセンサー」では、ある特定のキーワードを考えたときの脳波を画面にアウトプットします。すると、AさんとBさんの、それぞれの脳波の波形が見える化されます。そこには「今までは見えなかったAさんとBさんの違い」が見えることになり、自分と他人が明らかに違う生物であることが分かる、不思議な解放感を味わうことができます。

また、スマホが目線を検知するアイトラッキングでは、無意識の目線を捕捉され、自分が想定していなかった欲求を浮き彫りにされるという、なんだか恥ずかしいような嬉しいようなコミュニケーション施策を実現することもできます。

そして、最近よく耳にするAI。それにAR・VR、メタバースなど。
これらは、「人の身体・知能・技術の拡張化」つまり、「すごく出来る状態」を実現してくれます。

例えば、「生成AI」は、左脳(もしくは右脳も)の拡張とも考えられます。皆さんも実感しているかもしれませんが、もはや怖いくらいの拡張性ですよね。

それと、「メタバース」は、全身の拡張と言っても良いと思います。お店の前にディスプレイがあり、そこにキャラクターが表示されているのですが、その裏側には、実はすごく遠い場所から通信でつないだリアルな人物が自宅で遠隔操作している、なんてことも実装されていたりします。

そう、テクノロジーは、人をすごい状態にするのです。
ただし、これらの極地は、便利や快適というベネフィットに行き着きます。

私たちユニットメンバーは、テクノロジーを使った良質なコミュニケーションには、もっと先の到達点があることを発見します。それが、2つ目の発見です。

発見2:テクノロジー×クリエイティブでhon’sを解放する

ユニットが発見した、もう一つのこと。
それは、「テクノロジー×クリエイティブは、hon’sを解き放つ体験をもたらす」ということ。
「どういうこと??」と思いますよね。
ちなみに「hon’s」は、「ホンズ」と読んでいます。私たちユニットによる、造語です。
このhon’sは、本気、本能、本質、本物、本意、本領、本懐など、「本」が付く言葉を指します。

「本」が付く言葉。とてもたくさんありますよね。でも、その多くが「根本にあるもの、ありのままのもの」といった意味を持つものです。

そう、ユニットでは、テクノロジーは、人を「すごく見える状態にする」「すごくできる状態にする」ことを発見しました。
しかし、テクノロジーが行うのは、ここまで。

テクノロジーは、クリエイティブを掛け合わせることで、「人の本気、本能、本質、本物、本意など、自分でも気づいていなかったような、もしくは、隠そうとしていて根本になる、ありのままのものが解き放たれる、幸せな体験を生み出す」ことを見いだしていると考察しました。

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、
思考の流れは下記のようになっています。

先述した「脳波を測定するセンサー」や「アイトラッキング」が、その人の何かを「すごく見える状態」にすることで、意識上では気づいていない、本音や本意を提示されるコミュニケーションになっていくということです。
それは、ある種、暴露されてしまうということに近いです。「へー、私って、こんなこと思っていたんだ」と、占い的な体験にも近いかもしれません。

それと「すごく出来る状態」にするテクノロジーでは、自分が引き出せていなかった、本当の力を発揮できている感覚になります。つまり、「自分はまだ本気出してない」からの本領発揮であり、覚醒した感覚の体験です。

TechnologyでなくTechonlogyへ

昨今、SNSの登場で、隠しごと、虚勢、誤魔化しなどが通用しない社会になってきたという実感があります。
誠意を持って、しっかりと本当のことを伝えていく。ありのままのことを、相手に対する思いやりを持って、言葉を選んで伝えていく。
そのようなコミュニケーションが、とても大切になってきていると感じます。

それは、たぶん、「信用」というものが、今後の価値基準になってくるからなのでしょう。
(なんだか、本当のことを言っていないような人って、信用できないですよね)

私たちユニットメンバーは、他社との差別化ポイントの「α」を、「hon’s」に設定するのが良いと考えました。

 

これは、私たちユニットの持つ技術や手段の強みではなく、あくまでも「意志」にひも付くものです。
私たちは、hon’sを意識して、活動していきます!という意志の表明です。
(それじゃ、差別化になってないよ!という声もあるかもしれませんが、今段階では、ここまでです)
けれど、この意志はきっとお客さまや、その先のユーザー、ひいては社会にとって、幸せをもたらす活動に結びつくと考えています。

最後に、私たちテクノロジー&クリエイティブユニットのステートメントをご紹介して、終えたいと思います。
ちなみに、説明するのは野暮な気もしますが、ステートメント内にあるTechonlogyの「hon」は、テクノロジーによって、hon’sを解放していくことを表現した、あえての間違いですので、あらかじめご了承ください。読み方は、「テクノロジー」としています。

テクノロジーを使って、人の本音、本質、本気などを引き出す、コミュニケーションをやってみたい!という方は、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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著者プロフィール

福島 裕介

福島 裕介 (ふくしま ゆうすけ)

AIイノベーション推進局

総合広告代理店を経て、2018年中途入社。

コピーライター、クリエイティブ ディレクターとしてさまざまな広告表現を制作。クリエイティブのデジタルシフト化を見据え、上級ウェブ解析士の資格を取得。
現在、DXデザイン開発チームにて、「表現をつくる」から「体験をつくる」へ。をコンセプトに活動。
テクノロジーを活用したクリエイティブ開発や、デザイン思考・サービスデザインなどをベースにした、商品開発、新規事業開発の支援、ユーザー体験(UX)設計を担当。
JAAA懸賞論文において「脱・パワハラ流クリエイティブ開発」を発表。ファイナリストに選出され、新しいクリエイティブ開発やチーム運営の手法に取り組んでいる。

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