朝日広告社では中小企業へのサポートを強化しており、今回、中小企業のマーケティング課題を把握するべく、自主調査(概要は記事の最後に記載)を実施いたしました。その結果の一部をご紹介します。 

「SDGs」の認知度は93.7%。一部認知度の低いキーワードも

皆さまが、ビジネスを進める上で注目しているキーワードは何でしょうか。
前回の記事では、中小企業を経営、勤務する人への調査結果から、中小企業が抱えるマーケティング課題についてご紹介しました。
中小企業のマーケティング課題を解決し、事業成長を加速させる戦略とは
今回は同じ調査から、中小企業経営者・勤務者が注目するビジネスキーワードについての結果をご紹介いたします。

図表1)ビジネスキーワードの認知度(n=882)

※表右の「認知計」は「内容まで知っている」「聞いたことがある」の合計となります。グラフでは小数点2位以下の数値を表示していない為、グラフの数値の合計と「認知計」の数値が異なる場合があります。

昨今、ニュースやビジネスの場でよく聞かれるであろうキーワード20個を取り上げ、認知状況を聞いた結果です。
最も認知が高かったのは「AI(人工知能)」で98.5%、その他「クラウドファンディング」「SDGs」「VR(仮想現実)」「サブスクリプション」についても90%超と高い認知となりました。また、これらのキーワードは「内容まで知っている」の割合も5割を超えており、一定の内容理解も得られていると言えそうです。
一方、「マーケティングオートメーション」から「UGC(User Generated Content)」まで、8つのキーワードについては認知率が5割を切る結果となりました。中小企業とのビジネスの向き合いにおいて、こういったキーワードを使う際は相手の認知・関心状況などに配慮する必要があります。

経営層のビジネスキーワード認知度は高い

図表2)ビジネスキーワードの認知度(役職別、複数回答 n=800 ※スタートアップ企業を除く)

図表2は、図表1と同じ設問を役職別に分析したものです。

認知率上位5つのキーワードについては役職別に見てもあまり差は出ていませんが、それ以下については経営層と一般社員の認知に大きな差が出ました。平均何個のキーワードに反応したかを見る「MA反応個数」を見ても、役職が上がるごとに平均反応個数が増えていることが分かります。つまり、役職が上の人ほど、知っているキーワードが多いということになります。特に、経営にも大きな関わりがあると思われる「ジェンダーギャップ解消」や「マーケティングオートメーション」「ESG投資」については他役職者と認知に大きな差が見られ、経営層がこれらのキーワードをしっかりと認識していることがうかがえます。

中小企業とスタートアップ企業における、注目しているビジネスキーワードの違い

図表3)注目しているビジネスキーワード(業種別、複数回答 n=882)

図表3は、注目しているビジネスキーワードを複数回答で聞き、業種別に分析した結果です。

全体では「AI」が最も高く、「SDGs」「カーボンニュートラル」「サブスクリプション」「DX」が上位となりました。
中小企業全体とスタートアップ企業で比較すると、「SDGs」については中小企業の注目が高い一方、「AI」や「サブスクリプション」「DX」「メタバース」「VR」「マーケティングオートメーション」といったデジタル技術に関連性の高い言葉については、スタートアップ企業の注目度の高さがうかがえる結果となりました。

さらに、図表3と同じキーワードのうち最も注目しているキーワードをひとつ選んでもらい、注目している理由を自由回答で聞きました。一部抜粋してご紹介します。

【AI】
●人間の想像力・判断力の強力な手助けとして人間にしか出来ない部分以外を可能な限りAIに担ってもらえば仕事の生産性・問題解決の精度・スピードが飛躍的に向上する為(男性、50代、小売業、経営層)
●人材確保が難しい時代なので、人手不足をカバー出来る存在ではと感じます(男性、50代、小売業、部長未満の管理職)

【SDGs】
●これからの企業はこの概念を推進しなければ社会から評価されない(男性、60代、卸売業、経営層)
●企業活動での必須事項となっている(男性、50代、製造業、部長未満の管理職)

【カーボンニュートラル】
●CO₂削減が経営課題となっているので(男性、60代、製造業、経営層)
●顧客からそれを求められるから(男性、40代、製造業、部長未満の管理職)

「AI」については、中小企業の大きな課題である「人手不足解消」「生産性向上」の手段として注目しており、「SDGs」や「カーボンニュートラル」は、特に製造業において社会や顧客から強く求められている為に取り組まざるを得ない、という状況がうかがえます。

課題抽出から解決まで、ワンストップで対応いたします

ビジネスを推進していく上で、新しいキーワードや概念は常に登場してきます。全てのキーワードに踊らされるのではなく、自社にとってその取り組みが必要であるかをしっかりと見極め、対応していくことが大切だと思われます。

前回、今回と2回にわたって中小企業・スタートアップ企業経営・勤務者への調査結果をご紹介いたしました。
朝日広告社では、中小企業やスタートアップ企業へのサポートを強化しており、課題を解決するさまざまなソリューションをご用意しています。皆さまの悩み・課題に向き合い、解決するお手伝いをさせていただきます。まずはお気軽にご相談ください。

中小企業及びスタートアップ企業の課題等に関する調査 結果<抜粋版>はこちら

【朝日広告社サステナラボ® 自主企画調査】

  • 調査タイトル:中小企業及びスタートアップ企業の課題等に関する調査
  • 調査手法:インターネット
  • 対象者条件:中小企業(※1)及びスタートアップ企業(※2)を経営、又は勤務する20代~60代の男女、全国 ※業種別、役職別に均等割付(スタートアップ企業を除く)​
  • 回答数:882
  • 調査期間:2022年6月30日~2022年7月4日
  • また記事中の技術、手法等については、今後の技術の進展、外部環境の変化等によっては、実情と合致しない場合があります。
  • 各記事における最新の動向につきましては、当社までぜひお問い合わせください。

著者プロフィール

浅野 優子

浅野 優子 (あさの ゆうこ)

IPプロモーション部

デベロッパー、広告代理店を経て2002年入社。不動産を中心としたマーケティングを担当した後、SP部門に異動。キャンペーンやイベントの企画立案の他、企業と生活者をつなぐ共創プロジェクトやラボの立ち上げ・運営などにも携わる。2021年よりASAKOサステナラボに参画。ウェルビーイング60指標の開発及び各種調査を実施。女性商材や地方創生など、サステナブル文脈でのマーケティング支援に注力している。

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