更年期についての2つの調査結果
「自分では気づかなかったが、周囲から更年期障害ではないか、といわれたことがある」「別の病気を疑って医療機関を受診したら、更年期障害の可能性を指摘された」 などの回答もあり、まだまだ自分自身や周囲の更年期に関する情報や理解が、不足していることが 分かります。またNHKが2021 年に初めて行った45,000人規模の調査 (※2)では、更年期症状によって仕事に何らかのマイナスの影響があった、「更年期ロス」にあたる人は男女合わせて推計で100万人を超え、中でも「更年期離職」経験者は57万人、その経済損失は年間およそ6,300 億円に上ると発表しています。
仕事に何らかのマイナスの影響とは、「仕事を辞めた」「雇用形態が変わった(正社員から非正社員になった など)」「労働時間や業務量が減った」「降格した」「昇進を辞退した」など、雇用や収入に影響があった人で、女性で15.3%、男性で20.5%に上っています。
もしも、自分自身や周囲の更年期に関する情報や理解が、もっとあれば マイナス の影響を抑えられたかもしれません。
企業が更年期に向き合う
健康経営の推進、女性活躍推進法の施行や改正もあり、企業も社員の健康に関する基礎知識や対処法の習得を幹部に義務づ けるところが増えています 。特に更年期に関しては、現在の幹部や、管理職 に向けてキャリアを積んでいる世代が対象にもなり、企業の持続的な成長のために必要な、働きやすい環境の整備、人材の多様性(ダイバーシティ )確保、D&I・DEIに向けた取り組みを広げることにつながります。
企業が、社員の症状や体調についての悩みに、きちんと応えられなければ、健康経営にも 多様性の推進にもなりません。社員が個性と能力を十分に発揮できる環境を実現していくため、社員に健康投資することは、社会課題への必要な対応であり、企業の競争力や採用力を高めることにつながります。
そもそも更年期とは
一般社団法人幸年期マチュアライフ協会の今井 麻恵代表理事によると、
「更年期はつらいのに、どうせ 分かってもらえない」
「更年期だから仕方ない」
「更年期かもしれないけど、病気じゃないから 我慢している」
「まだ更年期と思いたくないから、とりあえず抗 ってみる」
「更年期なのかわ からない 」
これが、現実とのことです。
また、更年期は女性だけの症状ではありません。男性にも更年期があります。
更年期には「鬱(うつ)」という症状もあり、自身でも気がつ かないホルモンの減少が要因の「隠れ鬱」の方が、多く存在している可能性があります。 そのため家族はもとより、職場の人たちの更年期に関する理解、そもそも自分自身の症状を理解することは、とても重要なことなのです。
更年期を我慢しないで
ホットフラッシュだけではなく、倦怠感、寝付けない、ふさぎ込む、無気力… … 。
更年期はホルモンが減少し、自律神経が乱れ、個人差はあるが 不調 などが起きること なので、我慢をしない で、医師などの専門家に相談したり、どなたかと体調をシェアしたり、できるだけ休んだりすることが、無理なくできる世の中にできないでしょうか。
朝日広告社は『 コミュニケーションサイエンスで、幸せが循環する未来をつくる。』 というパーパスのもと、一人一人の“よりよく生きる ”を考え、独自のウェルビーイング指標調査や各種テーマ研究にも取り組んでいます。
幸年期マチュアライフ協会の『 更年期における「不」 の解消を手伝い意識変容を促し、行動変容を目指す人を幸せな更年期期間に導くサポートをする 』 というお考えとも共感し、更年期でもキャリアデザインに支障をきた さないこと、に少しでもお役に立てればと、オリジナルカードゲームを活用したマネジメント層向けの企業研修プログラムを用意しました。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです 。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
自分自身が、家族が、友人が、同僚が、もしかしたら更年期かも、と不安にしてしまったかもしれません。
よろしければ、ご参考までにセルフチェックシートをお試しください。ただ、更年期の症状のご判断はぜひ医師など専門家にご相談ください。
▼男性更年期セルフチェックシート
▼女性更年期セルフチェックシート
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